インビザライン中のホームケアについて
■インビザライン中のホームケアについて
インビザラインは、従来の矯正法とは異なる点が多々あります。矯正装置の違いについては皆さんもすでによくご存知のことかと思いますので、今回はインビザライン中のホームケアについて、注意点等を詳しく解説します。
▼歯磨きする時は必ず外す
インビザラインは着脱式の装置であり、歯磨きの際には必ず外すようにしてください。人によってはお口に装着したままの方がマウスピースを磨きやすいと感じるかもしれませんが、外した状態の方が適切なケアを施せます。マウスピースは、外側だけでなく、歯に接している内側も汚れやすい点に注意しましょう。
▼マウスピースのケア方法
◎マウスピースは傷つきやすい
インビザラインのマウスピースは、とても傷つきやすいです。歯ブラシや義歯ブラシを使って強圧でゴシゴシと磨くと、表面に傷がつくだけでなく、場合によっては割れてしまいますので、やさしくていねいにブラッシングするよう努めましょう。また、マウスピースの表面についた大きな汚れは、水道水を使ってやさしく手でこすり取ることで、不要なトラブルを避けられます。
◎熱湯は使わない
マウスピースに付着した汚れは、こすり洗いやブラッシングでは落とせないものもあります。それらは専用の洗浄液を使って、化学的に分解・除去するのが望ましいです。食器などを煮沸消毒する要領で熱湯を使うと、マウスピースが変形して使い物にならなくなりますので、その点は十分にご注意ください。
▼外している時の保管方法
インビザラインのマウスピースは、1日20～22時間の装着が義務付けられており、ほぼ丸一日お口の中に装着していますが、食事と歯磨きの際には取り外しますよね。その他にも必要に応じて外す場面もあるかと思いますが、その際マウスピースは専用のケースに保管するようにしてください。お口から取り外したマウスピースを机の上などに置いておくと、ホコリなどが付着して衛生状態が悪くなります。誤って床に落としたり、失くしたりするリスクもあるので、外している時間がわずかであってもその都度、専用ケースに入れる習慣を身につけてください。
▼装着時に口にできるのは「水」だけ
マウスピースを装着中、口にできるのは水だけです。一見透明に見えても、糖分が含まれているようなドリンクも口にする際には必ずマウスピースを外すようにしてください。そのルールを守らないと、虫歯や歯周病のリスクが大きく上昇してしまいます。
▼まとめ
今回は、インビザライン中のホームケア・セルフケアの注意点について解説しました。いずれもマウスピース矯正を成功させる上で重要なことなので、インビザラインを検討中の方は頭に入れておくことをおすすめします。その他にもインビザラインのケア方法について疑問や不安がある方は、お気軽に「にこにこ歯科」までお問い合わせください。
