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全顎矯正と部分矯正の違いは?

■全顎矯正と部分矯正の違いは?

 

歯並びの乱れを細かく整えていく“歯列矯正”は、全顎(全体)矯正と部分矯正の2つに大きく分けることができます。今回はそんな全体矯正と部分矯正の違いについてわかりやすく解説します。

 

▼全体矯正について

 

全顎(全体)矯正とは、文字通り上下の顎全体が対象となる矯正治療で、こちらの方が部分矯正よりも一般的といえます。おそらく皆さんの身の回りで矯正を受けたことがある方は、この全体矯正ですべての歯を治療したことかと思います。

 

◎全体矯正のメリット

 

全体矯正は、上下の歯すべてを移動することから、全体の噛み合わせまで治療できます。歯が持つ本来の機能である“そしゃく機能”を最大限まで高めることができ、お口だけでなく身体の健康維持・増進にも寄与することでしょう。また、全体矯正であればほとんどの歯並びに対応できるため、適応外となることはまずありません。

 

◎全体矯正のデメリット

 

全体矯正のデメリットとしては、「治療期間が長い」「治療費がやや高い」点が挙げられます。すべての歯が治療対象となるため、これは避けられないデメリットといえます。矯正治療を少しでも早く終わらせたい、できるだけ安く済ませたいという方には、全体矯正ではなく部分矯正の方が推奨されます。

 

▼部分矯正について

 

部分矯正は、文字通り歯列の一部分を矯正する方法です。「前歯の歯並びだけを治したい」という方にはおすすめできる治療法ではあるものの、どのようなケースにも適応できるというわけではありませんので、その点はご注意ください。

 

◎部分矯正のメリット

 

部分矯正は、全体矯正よりも治療期間が短く、矯正にかかる費用も少ないです。具体的には、312ヶ月程度で治療が完了するケースがほとんどで、費用も200,000500,000円程度が全国的な相場となっています。治療期間が23年で、費用が800,0001,000,000円程度かかる全体矯正と比較すると、患者様の心身および経済的な負担はかなり少なくなります。

 

▼部分矯正のデメリット

 

部分矯正のデメリットとしては、全体の噛み合わせを改善することは難しい点と、適応できる症例が一部に限られる点が挙げられます。また、治療の性質上、患者様が期待していたような結果が得られないこともあるため、矯正を始める前に歯科医師との打ち合わせ・相談をしっかり行っておくことが大切です。

 

▼まとめ

 

今回は、全顎矯正と部分矯正の違いについて解説しました。それぞれに一長一短があり、どちらが適しているかはケースによって変わります。ちなみに、香川県高松市のにこにこ歯科は、全体矯正と部分矯正の両方をマウスピース矯正のインビザラインで行うことも可能ですので、関心のある方はいつでもお気軽にご相談ください。当院はインビザライン矯正に力を入れている歯医者さんです。