大人の矯正｜マウスピース矯正専門サイト｜高松市綾川町のにこにこ歯科

ブラケット矯正と
マウスピース矯正の違いとは

大人の矯正治療の
期間について

患者さまの歯並びの状態にもよりますが、歯を動かす動的治療で1年から数年、治療後の歯の位置を安定させる保定期間は1年程度かかるのが平均だとされています。しかし、ケースによって治療が長期化することもあり得ます。

例えば、患者さまが1日22時間のマウスピース装着時間を守れていない場合です。歯の後戻りによってマウスピースが適合しなくなる、予定通りに歯が動かなくなってしまいます。それを防ぐためには、決められた時間通りにマウスピースを装着することや、決められた順番で取り換えていくこと、歯科医院での定期チェックをしっかりと受けることが重要なポイントです。

また、虫歯や歯周病に罹患して治療が必要になると、矯正が長期的に中断されるという問題もあります。特に虫歯治療で歯の形が変わった場合には、マウスピースが適合しなくなり、再作製を依頼する必要性が出てくるため、費用がかさんでしまうのです。

その他、インビザラインシステムで抜歯を必要とする症例の治療を行ったり、重度の叢生（デコボコの歯列）で歯の重なりが大きかったりすると、歯の移動量が多くなって治療が長引くことになります。そのような場合には、他に費用が抑えられる矯正方法も提案しつつ、患者さまと治療方針を話し合っています。

矯正治療の後戻りを防ぐために

一般的な矯正治療のイメージは、歯を動かして歯並びが整ったら、それで治療が終了するというもののようです。しかし実際には、歯の位置を固定するための「保定期間」も、治療内容に含まれています。天然歯が動く時、歯を支えている歯槽骨などの組織を少しずつ溶かし、再生するという工程を繰り返しています。今まで歯があった部分は一度溶けたことで脆くなっており、その部分が再生するまでは、歯がもとの位置へ戻りやすい状態のです。

後戻りを防ぐためには、リテーナー（保定装置）を治療期間と同じくらいの期間装着して、歯が動かないようにすることが重要です。にこにこ歯科では、患者さまが付け外しを自由にできるリテーナーにより、保定期間をできるだけストレスなくお過ごしいただけるようにしています。

また、保定期間を過ぎたとしても何らかの原因で力がかかると、歯は動いていくものです。例えば、患者さまが片方の歯列でしか食べ物を噛んでいなかったり、頬杖をついていたりすると、せっかく整えた歯並びも崩れていってしまいます。そのため、保定期間が終わった後も保定装置を取っておいて、できる限りの範囲でご利用いただければと思います。